パワハラなどのハラスメント問題|企業側に必要な対策とは
■企業におけるハラスメント対策の必要性
近年では、すべての企業においてハラスメント対策を行うことが必要不可欠となりました。
その理由として、まず法的観点としてはパワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)の施行があげられます。
この法律は職場におけるパワーハラスメント対策を企業に義務化する法律であり、2022年4月1日からは大企業のみならず中小企業などすべての企業に対策が義務付けられたことから、コンプライアンスとしてハラスメント対策は必須です。
加えて昨今においては、法的観点を除いたとしても、ハラスメント問題が発生してしまった場合における対外的な企業体質に対する信頼の失墜が顕著なものとなっています。
こうした理由から、企業にとってまず第一に「ハラスメントを事前に防止する」対策が必要不可欠となっているのです。
■ハラスメントを防止するために必要な対策とは
ハラスメント防止策として第一には、防止のための研修を行うことが考えられます。
研修では、セクハラ・パワハラなど、会社内での階層や性別、年齢ごとに様々な種類のハラスメントが存在することについての周知を徹底し、またハラスメントが発生してしまった場合の適切な対処法についても確実に確認をしておくことが重要です。
加えて、ハラスメントが職場内で横行していないか、職場環境の実態についてアンケートをとることも効果的です。
もっとも、こうした対策がすでに行われている企業においても、ハラスメント問題が継続して発生するケースが少なくありません。
その原因としては、例えば後者のアンケートにおいて問題を告発したものの、アンケートをチェックしていたのが問題となっていた上司本人であり、アンケートによって事態がより深刻化・内部化してしまったりすることがあげられます。
そこで、こうした事態を防ぐために、上記のハラスメント対策に社外の人間を介入させることが重要です。
例えばアンケートについては、アンケートの実施を社外に委託することにより、問題となっ
ていた人間とアンケート内容が触れ合うことなく問題の発見・解決を目指すことが可能となります。
こうしたハラスメント対策を万全に行うことによって、企業の信頼性を継続的に確保していくことが重要です。
土佐堀通り法律事務所では、大阪府大阪市、堺市、豊中市、吹田市を中心にご相談を承っております。他にも、京都府、兵庫県、奈良県など近畿地方を中心としたさまざまな地域にも対応しております。
パワハラなどのハラスメント問題についてお悩みの方は、土佐堀通り法律事務所までお気軽にお問い合わせください。
当事務所が提供する基礎知識
-
カスタマーハラスメン...
パワハラ・セクハラ・ハラハラなど、さまざまなハラスメントが問題視される昨今、カスタマーハラスメントが問題視されています。 カスタマーハラスメントとは、カスタマー、すなわち、顧客や取引先、消費者が、自身がお客様であるという […]
-
借金がある場合の財産...
離婚に伴い、夫婦間で取り決めなければならない事項として、財産分与が挙げられます。財産分与とは、夫婦が婚姻期間中に形成した財産を離婚時に分配する手続のことをいいます。もし借金がある場合には、財産分与にどのような影響を及ぼす […]
-
医療訴訟において患者...
■ 医療訴訟について医療訴訟とは、不適切な医療行為によって患者が被った被害(死亡や後遺障害)が存在する場合に、それについて患者側が損害賠償請求の訴訟をすることを医療訴訟や医療過誤訴訟と呼びます。日本における医療訴訟の受理 […]
-
【弁護士が解説】養育...
養育費について父母間で取り決めを行っても、養育費が支払われないというトラブルは多いです。養育費は一般に、支払期間が長期にわたるので、その分未払い問題が発生しやすいのです。養育費未払いの対策としては、養育費の取り決めを公正 […]
-
訴訟・紛争解決
「納品した製品について顧客とトラブルになっている。法的な手段に訴えるといわれているが、どう対応すれば良いだろうか。」「元従業員が社内の秘密情報を競合他社に持ち込んだ可能性がある。重要な情報だったが、損害賠償は請求できるだ […]
-
金銭トラブル
「友人や親戚にお金を貸したけど、なかなか帰ってこず不安だ」という方、「ローンや消費者金融の返済が膨れ上がって困っている」という方など、金銭に関するお悩みのお持ちの方はいらっしゃらないでしょうか。 まず、金銭の貸 […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介
どんなお悩みでも、一人で悩まずにまずはご相談ください。
初回法律相談は30分まで無料で対応させていただいております。また、事前のご予約があれば土日祝日、夜間でも相談可能です。お仕事の関係で平日・日中に来所することが難しい方は、お気軽にお問い合わせください。
セカンドオピニンオンとして当事務所をご利用いただくことも可能です。
弁護士 有田 和生(アリタ カズキ)

-
- 所属団体
-
大阪弁護士会
-
- 経歴
-
1997年 3月 智辯学園和歌山高校 卒業
2001年 3月 立命館大学法学部 卒業
2008年 3月 大阪大学大学院 高等司法研究科 修了
2009年 12月 弁護士登録(大阪弁護士会)
弁護士 權野 裕介(ゴンノ ユウスケ)

-
- 所属団体
-
大阪弁護士会
-
- 経歴
-
2000年 3月 大阪府立三国丘高校 卒業
2005年 3月 大阪大学法学部 卒業
2008年 3月 大阪大学大学院 高等司法研究科 修了
2009年 12月 弁護士登録(大阪弁護士会)
弁護士 常谷 麻子(ツネヤ アサコ)

-
- 所属団体
-
大阪弁護士会
-
- 経歴
-
2000年 3月 北海道立釧路湖陵高校 卒業
2005年 3月 大阪大学法学部 卒業
2008年 3月 大阪市立大学大学院 法曹養成専攻 修了
2008年 12月 弁護士登録(札幌→和歌山→大阪弁護士会)
2012年 9月 和歌山市 任期付公務員弁護士
2016年 4月 近畿財務局 任期付公務員弁護士
2020年 4月 茨木市 短期任期付公務員弁護士
その他公務
大阪市行政不服審査会 委員
大阪労働局公共調達監視委員会 委員
事務所概要
- 01法テラス無料相談対応可能
- 02地下鉄四つ橋線肥後橋駅から徒歩1分
- 03相談は完全個室で対応いたします。(12名まで対応可能)

名称 | 土佐堀通り法律事務所 |
---|---|
所在地 | 〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-15-27 アルテビル肥後橋5階 |
TEL | 06-6479-1223 |
FAX | 06-6479-1224 |
対応時間 | 9:00~18:30(事前予約で時間外対応可能です) |
定休日 | 土・日・祝(事前予約で休日も対応可能です) |